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" ——その人々に"

創作者は批判を恐れます。批判は否定できないからです。

しかし肯定とは、そこまで貴いものでしょうか?

哲学や自然科学、そして創作物にいたるまで。

近代の根底にあったのは事実を見つめる冷静な視線と、時流に阿らない姿勢にあったはずです。

さて、こうしていま述べた内容ですらも、あくまでひとつの価値観に過ぎません。

「間違っていないから、正しい」とは限らないのです。

——本当にそうなのか?

そう疑問を抱いた瞬間が「はじめどき」です。あなたも物語への航海に出発してみませんか?    

   

既刊発売中

DLsite様にて「まっさらな季節」取扱中

最新刊

小説における四つの問題

 1.  殺人はメルヘンである.

 1.1 物語が現実を侵食する過程を犯罪と呼ぶ.

 瀨下談山「小説の整合性に関する四つの問題(問題編)」より

  

第一回配本:構成に関する問題 -The kigdom of logic-

「——小説はささげものだ。一文字として納得のいかない出来ではならない。」

スペード、ダイヤ、クラブ、ジャック。とらんぷになぞらえられた単行本は、テーマごとに集成された作品集だった。

年齢、性別、職業。まったく関連性のない四人に「あなたのすべてをしつている」としたためられた封書と狐の面が送られる。

彼らはだれに、そしてなんのために殺されなくてはならなかったのか。

連続する悲劇の謎を、複数視点から解き明かしていく連作短編集。

 

I:国王不在の物語の王国に、よりぬかれた物語たちがつどつた。

二〇〇七年の初稿完成から十年がすぎ、作者も病床にあり、めっきり体力の衰えを感じるようになった。

期せずして複数の諸氏から強い要望があり、ウェブ公開の作品を全面改稿の上、書き下ろしを合わせて集成する運びとなった。

時代背景を強く反映した作品もあるが、創作物の宿命ゆえ、読者諸子のご賢察をねがいたい。

第一回配本は自選の短編六編による「構成に関する問題」を私家版として刊行する。

単行本限定特典として十年前の幻の企画「四つの問題 バトル編(序)」を附す。

     

収録予定作  

III:魔術師(An offering to vanity)

「ひとは死んだら、どこへゆくのだろう?」

瀬下叶(せじもかなえ)は、師と仰ぐ瀬下談山(たんざん)の死を乗り越え、生きようと誓う。

そんな叶を、縁者の式部香織(しきべかおり)は自身の住まいに引き取ろうとする。

香織は柳下(やぎした)家の方子(まさこ)と対決し、多額の金銭と引き替えに提案を呑ませることに成功する。

引っ越しの日、香織は叶に「とても大事で大切なこと」を告げるといい、叶を公園へと連れ出すのだった。   

cf.Ⅳ:Once and for All(王の不在)

「大日本小説委員会——物語を、完璧に做るんです。」

日下隆哉はミステリィ評論家である。

伝説の作品「四つの問題」の続編である「新・四つの問題」の作者のひとりだ。

小説の新人賞について思いを巡らせる冬の日の朝、日下の自宅をひとりの少女が訪問する。

少女と日下は「あるべき物語りの形式」や「主人公」について激論を戦わせるが、しだいに日下は少女を不気味に感じるようになる。

話題がある大水害におよぶと、日下はみっともなく取り乱す。彼が最後に目の当たりにしたのは、自らを殺そうとする悪意だった。

 

Ⅴ:Delusion(卒業)

わたしは高校二年生。同居しているお姉ちゃんになにからなにまで面倒をみてもらっている。

最近お姉ちゃんの様子が変なのだ。上手だったお料理はちっともおいしくないし、味付けのバランスもおかしい。

うまくいっていたはずの彼さんともわかれちゃったみたいだし、いったいどうしたんだろう。

飲み会で寝落ちした翌日、お姉ちゃんはわたしをひさびさにデパートに連れていってくれるという。

世界は小さな気づきにみちている——わたしはその日、ちっぽけな真理にたどり着く。

  

Ⅵ:完全犯罪(Decapitation)

「あの女の命は、うばわれなくてはならない。」

Ⅶ:タイトル未定

Ⅷ:アンサー・ソング(Syaing Goodbye)

「——あたし、あんたのことだいっきらい」

 

Ⅶ・Ⅷ:あらすじ、タイトル等は随時公開予定

   

各編のタイトルもしくはあらすじは、随時更新されます。

イベントの頒布価格は一部500円の予定です。

遠方やご都合で会場に来られない方は、委託・通販をご利用ください。

 

旧作(電子書籍刊行中)

まっさらな季節

透明な季節はいつ? という言葉を残して、幼馴染みは失踪した。
ひとりの少女の死から始まった事件は、色のない季節に再び展開を見せた。 なぜ彼女は殺されなくてはならなかったのか。
一つの物語が終わるとき、もうひとつの物語の幕は開く。

文章の序盤の一部のみ掲載しますので、どうぞご検討ください。
なお製品版とは一部表現が異なる場合がございます。
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小説家になろう掲載作品

王の不在(WEB掲載版)

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魔術師(An offering to vanity)(WEB掲載版)

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